タイルの浮きが発生しています。経過観察が必要です。
ビル・マンション・工場などの建築物は多くの人が利用するので、
建物所有者が利用する人々の安全・快適性を確保する義務があり、法律でも定期点検など多くの規定があります。
適切なメンテナンス・リフォームは経済的に建物の資産価値を維持することにつながり、
また時代の流れの中で用途変更など大規模なリノベーションを実施することで
新しい価値を生み出すことができます。調査・診断などのご相談や小規模な修繕~大規模改修まで
お客様の良きパートナーとしてお客様の立場で提案・施工いたします。
大規模改修工事で大切な資産を守る。
分譲マンション、賃貸アパート、ビル、工場、店舗などすべての建築物は、経年的に劣化が進んでいきます。そのまま放置をすると、漏水や躯体本体の劣化など資産価値を減少させるとともに、改修費用の増大につながり、建物の耐用年数を短縮してしまいます。計画的に適切な時期に改修工事を実施することが、最も経済的な建物資産価値の維持方法です。
【 大規模修繕工事の流れ 】
【 大規模修繕工事の内容 】
建物の用途、規模、施工条件などにより実施する内容は、大きく異なりますが、一般的な集合住宅における主たる大規模修繕工事の内容は、以下のとおりです。足場仮設を必要とする工事は、この機会に出来るだけ済ませておくことが経済的です。
豊富な実績を生かし、適切な補修技術を提供。
建物の外壁は、一般的に建築後10年以上を過ぎると、補修・改修工事が必要になります。当社は、民間ビル、官公庁施設をはじめ、一般建築物の補修・改修工事の経験を生かし、常に新しい技術工法を導入しながら、高度で確実な施工を行っています。外壁の損傷は、表面劣化、ひび割れ、浮き、はがれ、雨水の浸入、汚染、外力による損傷など様々で、事前の調査診断には技術と経験が必要です。正確な診断、欠陥の調査診断が大切で、状況に合った正しく確実な補修工事が求められます。
【 塗装工事 】
内外壁塗装は、様々な仕様がありますが、鉄部・内外壁共に塗装面を保護する役割と美観を復元する役割があります。
外壁
劣化した塗膜を高圧水洗浄でできる限り除去し、入念な下地調整の上、ウレタン・シリコン等の最適な塗料を選別して塗装仕上げをします。
鉄部
劣化した塗膜及び浮き出た錆を入念なケレン作業の後、変性エポキシ錆止め塗料を下塗りの上、最適な塗料を選別して塗装仕上げします。
【 コンクリート系外壁の改修 】
コンクリート系の外壁には、美観と躯体保護の目的で、様々な仕上げ工事が行われいます。
しかし、外壁は常に、日光、風雨、温度変化の影響を受け、仕上げ材は経年的に劣化を続けます。劣化した状態で放置をすると外壁保護機能の低下により、躯体本体の損傷を招き、漏水などが発生し、改修費用が増大します。
一般に、仕上げ材の耐用年数は、材料の仕様、メンテナンス状況、環境条件により変わりますが、10年程度と考えるのが無難で、定期的な改修が必要になります。
【 塗装工事の施工手順 】
【 外壁の様々な補修工事に対応 】
ビル等の外部補修は、高所の作業になり、チョットした補修、点検作業などにも頭を悩ませるビルオーナー様は多いことと思います。
当社は、グループ会社に業界トップグラスのガラス・外装清掃会社があり、ゴンドラ運転、ロープを使っての高所へのアクセスなど足場架設などに頼らずに高所の作業が可能です。
当社の経験豊富な建築外装補修技術とグループ会社の高所作業技術を組む合わせ最も経済的で高品質、かつ安全な工事を提案します。
■ 外壁の様々な改修工事事例
■ 外壁仕上塗装のポイント
既存コンクリートが劣化している場合は、下地補修(ひび割れ補修、鉄筋露出部補修、欠損部補修、下地浮き補修)が重要です。また、劣化した旧塗材を撤去することも大切です。
建物の外壁は安全ですか?
外壁診断は、建物所有者の必須管理項目です。
平成20年4月1日から建築基準法第12条(特殊建築物の調査義務)に基づく定期報告制度が変わりました。これまでの制度では、外装タイル等の定期的外壁診断義務がありましたが、定期的外壁診断を怠った場合の罰則はありませんでした。新しい制度では、定期的外壁診断に加えて、竣工または外壁改修等から10年を経た建物の最初の調査は外壁全面打診調査となり、定期報告を怠ったり、虚偽の報告を行った場合は、百万円以下の罰金となります。
【 外壁調査の流れ 】
1.外壁調査のご相談
担当者が、現場や図面により建物の状況を確認します。
2.見積書の提出
お客様のニーズに合わせた調査方法のご説明やスケジュールの打ち合わせを行います。見積もり無料。
全面調査、不安箇所の一部調査など、予算や建物の状況に応じて提案します。
3.調査の実施
目視調査、打診調査、赤外線調査など
4.調査結果のご報告
調査結果報告書をもとに、診断結果内容をご説明します。
5.調査結果に基づいた、改修提案などのご相談
【 使用機器 】
■ 調査工具・機器
外壁調査用ハンマー
・長さ:~200cm
・モルタル、タイル張りなどの外壁調査用
・壁面を転がすようにして使用。
クラックスケール、メジャー
・ひび割れの幅・長さ、浮部の範囲の測定に使用。
高所撮影カメラ(動画含む)
・HITACHI高所点検記録装置
ファイバースコープ
手の届かない見えない所を動画や写真で記録
日動工業 工業用内視鏡
9mmカメラ:30万画素
赤外線サーモグラフィ
・フリアーシステムジャパン社
・SC-620モデル
・640×480画素
■ 仮設機器
高所作業車(トラック式)
・作業床高さ: ~21m
・打診調査に使用。
・赤外線調査に使用。
脚立・梯子
・打診調査に使用。
【 外壁調査の種類 】
1.打診調査
打診棒による打診の反響により、外壁タイルやモルタルの浮きを判別します。ブランコ作業、仮設ゴンドラ、高所作業車、足場架設などの方法により、調査します。社員のよる安全かつ確かな技術による調査を実施します。
2.赤外線調査
赤外線サーモグラフィーにより、外壁の表面温度差により、浮きを識別します。広い範囲を短時間に効率的に調査でき、高所作業もないので安全な方法です。ビルが近接して建設されている場合には、測定できません。
3.その他の診断
タイルの浮きだけでなく、外部の危険と思われる状態を総合的に調査します。
・塗装の劣化状況
・シール材の劣化状況
・外部金属物の錆等の状況
・外壁付属物(照明、看板、換気口等)の劣化状況
【 外壁診断による劣化状況の把握 】
タイルの浮き
タイルの浮きが発生しています。経過観察が必要です。
コンクリート打放し
箇所のひび割れ
小庇側面の打放し補修箇所が剥離しています。また、ひび割れもあり調査が必要です。
エフロレッセンス
エフロレッセンスが析出しています。周辺にタイルの浮きはありませんが経過観察が必要です。
タイルの浮き
シーリング材の破断や剥離が点在して発生しています。シール性能は無効な状況です。シーリング材の更新が必要です。
屋上防水等の状況
屋上防水層に鳥害とみられる欠損や破れがみられドレン廻りも糞が堆積した状態となっています。
定期的な診断と早めの改修で
建物の資産価値を守る。
屋上防水は、直射日光・風雨・雪などの過酷な環境に曝されており、耐用年数は、一般に建物躯体に比較して短く、建物寿命の中で何度か改修を行う必要があります。漏水すれば、天井、壁がひどく汚れ、家具、家財に損害を与えるだけでなく、建物の構造に悪影響を及ぼし躯体の耐用年数を減少させます。。
【 屋上防水の一般的耐用年数 】
露出防水
(コンクリートなどの保護層無し)
10~20年
保護防水
(コンクリートなどの保護層無し)
25~35年
【 改修方法 】
防水改修方法には、防水材料の違いはあるものの、大きく分けると既存の防水を撤去する「撤去方式」と、既存の防水層はそのままに上から新たな防水層を形成する「かぶせ方式」があります。一般的に「かぶせ方式」の方が優れていると言われています。かぶせ方式の特徴は以下の通りです。
長所
騒音・振動が少ない/廃棄物の発生が少ない/コストが比較的安い/
工期が短い/施工中の雨漏れの心配が少ない
短所
屋上の荷重が増える/既存防水層、既存の仕上げ材料により適用できる工法が制限される
【 改修工法の選定 】
現在の防水改修工事では、「防水性能」を考えるだけでなく、防水改修をきっかけに屋上の「断熱性能」の改善を同時に行う場合が多くあります。断熱材を屋上に敷設した上に防水層を形成することが、断熱性能が改善され省エネ効果が高まり光熱費の削減、内部結露予防に役立ちます。
防水材料の選定においては、屋上の使用目的、気候、施工条件などを考慮し、概ね以下の材料を使用します。
アスファルト防水
塩ビシート防水
ゴムシート防水
ウレタン塗膜
FRP防水
上:緩衝シート、中:塩ビシート、
下:ウレタン塗膜防水
【 太陽光架台の設置 】
日当たりの良い屋上は、太陽光発電設備の設置には最適です。太陽光の設備を設置する場合は、改修防水工事を兼ねて施工することを是非検討ください。太陽光の基礎架台の設置には、既存防水層の耐用年数や屋上の風荷重に対する慎重な検討が必要ですので、工法選定には経験豊富な当社にご相談ください。
【 防水改修の流れ 】
1.調査受付
漏水の有無や、長期的な改修計画などお気軽にご相談ください。
2.現地調査
建物の漏水箇所や劣化の状況、工事を行う場合の安全や周辺環境の調査・診断を行います。
3.現況調査報告と改修提案
建物の現況調査の結果を報告し、最適な改修計画を提案します。
ご予算や将来計画などご要望をお話しください。
4.設計・見積もり
現況調査結果とご要望に応じた設計を行い、見積書を提出します。お客様と十分な打ち合わせを行い、最適な工法、施工計画を作り上げていきます。
5.ご契約
6.施工
安全、品質、近隣対応などを管理し、施工を実施します。
7.竣工、引き渡し
綿密な竣工検査を実施し、お引き渡しします。
工法・施工箇所に基づき契約時に取り決めた漏水保証を行います。
8.万全のアフターサービス
【 シーリング材の打ち替え工事 】
建物には、用途に応じて多くの材料が用いられており、それらの材料を連結して建物ができあがるのですが、材料により温度変化に対する変化率が違い、地震や風による挙動も異なり様々な動きが生じます。そうした動きに対応し、また、接続部分からの水の浸入を防ぐ役割をしているのがシーリング材です。
シーリング材はそれぞれの目的に応じて種類も使い分けされていますが、紫外線、温度、水分などの影響を直接に長期間受け、建物の挙動に追従するという機能性を維持しないといけません。シーリング材は、建物の性能を維持するためにとても重要な役割を果たすとともに、耐久性という点では、大変厳しい条件下にあるため、最も改修を必要とされる建物の弱点とも言えます。
■ シーリング材打ち替え工事の施工手順
外壁面のシーリングの打ち替え作業は、状況に応じて、以下の3種類の方法で行います。
足場仮設
シールの打ち替えの他に、外壁の補修、塗装工事なども同時に行う時に適します。
仮設ゴンドラ
全面的にシールを打ち換えるときに適します。
ロープ作業
サッシ周りや漏水が発生しているなど一部の補修に適する経済的方法です。
【 専門技能者による施工 】
防水工事、シーリング工事とも、専門の高い技能を有する工事です。当社では、資格者による工事を実践するとともに、社内で技能者の育成に努めています。
壁・床・天井の改修で美観を取り戻す。
長期の使用により、壁、天井は、劣化したり、汚れが付着し、一般に美観上の問題から改修されます。壁、天井を撤去し、新たに新設する場合は、防耐火上から防火区画、消火設備および使用材料の内装制限などの検討が必要になります。
【 床の改修 】
現在の防水改修工事では、「防水性能」を考えるだけでなく、防水改修をきっかけに屋上の「断熱性能」の改善を同時に行う場合が多くあります。断熱材を屋上に敷設した上に防水層を形成することが、断熱性能が改善され省エネ効果が高まり光熱費の削減、内部結露予防に役立ちます。
【 トイレの快適化 】
トイレ・洗面などを改修することで、ビルの快適性は大きく向上します。トイレは、清潔で快適な空間が求められ、トイレ本来の機能に加え、パウダーコーナーなど様々な機能が要求されます。また、環境対応やバリアフリー対応などが、ビルや公共の場には求められるようになりました。トイレの節水、身障者用のトイレの設置が求められています。
【 クリーニング 】
トイレ、水回りなどプロが行うと、新品同様にきれいになります。
弊社では、クリーニングと改修工事の両方を行っていますので、お客様の立場で両方のプロが経済的な方法を提案します。一度、ご相談ください。